こんにちは。「ITパパ」です。
妊娠・出産には、思っていた以上にお金がかかります。
妊婦健診、出産費用、育児用品など、わが家でも妊娠が分かってからさまざまな支出がありました。
一方で、実際に調べてみて驚いたのが、妊娠前から出産後まで利用できる支援制度がかなり多いことです。
国の制度だけでなく、仙台市独自の給付金や宮城県のポイント事業などもあります。
わが家も、
・不妊検査費助成:3万円
・妊婦支援給付金(1回目):5万円
・妊婦健診の費用助成
などをすでに利用しています。
さらに出産後には、出産育児一時金50万円に加えて、仙台市独自の出産育児支援金9万円なども利用する予定です。
この記事では、2026年8月時点で仙台市に住んでいるわが家が、妊娠前から出産後までに利用した・利用予定の支援制度を、実体験も交えてまとめます。
「仙台市で妊娠・出産すると、結局どんな支援を受けられるの?」
という方の参考になれば嬉しいです。
※この記事は2026年8月20日時点の情報をもとにしています。制度の対象者・金額・申請方法などは変更される可能性がありますので、実際に申請する際は必ず各制度の公式サイトをご確認ください。
まずは一覧|仙台市で妊娠・出産すると受けられる主な支援
最初に、今回紹介する制度を一覧にしてみます。
| 時期 | 制度 | 支援内容 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| 妊娠前 | 不妊検査費助成 | 上限3万円 | 仙台市公式 |
| 妊娠後 | 妊婦支援給付金(1回目) | 妊婦1人につき5万円 | 仙台市公式 |
| 妊娠中 | 妊婦健康診査 | 計16回の費用を助成 | 仙台市公式 |
| 出産時 | 出産育児一時金 | 原則50万円 | 仙台市公式 |
| 出産後 | 妊婦支援給付金(2回目) | 胎児1人につき5万円 | 仙台市公式 |
| 出産後 | 仙台市 出産育児支援金 | 子ども1人につき9万円 | 仙台市公式 |
| 出産後 | パパ・ママ応援ポイント | 1万ポイント | 宮城県公式 |
| 出産後 | 杜っ子のびすくプレゼント | 3万円相当 | 仙台市公式 |
| 産後 | 産婦健康診査 | 計2回・各5,000円まで | 仙台市公式 |
| 新生児期 | 新生児聴覚検査 | 初回検査の費用を一部助成 | 仙台市公式 |
| 子育て | 子ども医療費助成 | 高校生年代まで医療費を助成 | 仙台市公式 |
これらを単純に合計して「○○万円もらえる」と考えるのは少し違います。
現金として受け取るもの、医療費から差し引かれるもの、ポイント、現物支給では性質が違うためです。
この記事でも分けて紹介していきます。
妊娠前に利用した制度
不妊検査費助成|夫婦で検査して3万円の助成を受けた
わが家が最初に利用したのが、仙台市の不妊検査費助成事業です。
仙台市では一定の条件を満たして夫婦ともに不妊検査を受けた場合、夫婦1組につき上限3万円、1子ごとに1回まで助成を受けることができます。
対象となるには、夫婦ともに医師が不妊症の診断に必要と認めた検査を受けることなど、いくつか条件があります。
詳しい対象条件や申請期限については、仙台市公式サイトをご確認ください。
わが家では、妊活を始める前に夫婦ともに検査を受けました。
妻は感染症検査やエコー検査などを受け、費用は2万5,000円程度。
私は感染症検査と精液検査を受け、費用は2万円程度だったと記憶しています。
検査結果については大きな問題はありませんでした。私については精子の濃度が低めという結果もありましたが、この記事は助成制度がテーマなので、検査結果の詳細については別の記事で書きたいと思います。
夫婦合わせて4万円以上かかったと記憶していますが、実際に3万円の助成を受けることができました。
実際の申請はどうした?
わが家の場合は、妻が受診した病院で必要書類を作成してもらいました。
夫側については領収書を用意し、必要書類を仙台市へ郵送。
申請そのもので特に困ったことはありませんでした。
申請から実際にお金が振り込まれるまでは、わが家の場合は約3か月でした。
申請期限も定められているため、利用する場合は検査が終わったら早めに確認しておいた方がよいと思います。
妊娠前に検査を受けてよかった
検査を受けるのは少し緊張しました。
ただ、個人的には妊活を始める前に受けてよかったと思っています。
検査結果はあくまで数字です。
仮に何か気になる結果が出たとしても、それを把握したうえで医師と相談して今後の対応を考えることができます。
感染症など、妊娠や赤ちゃんへの影響を考えるうえで確認しておいた方がよい項目もあります。
費用面でも仙台市の助成を利用できたため、これから妊活を始める方は、こうした制度があることを知っておいてもよいと思います。
妊娠が分かったら受けられる支援
妊婦支援給付金(1回目)|5万円
妊娠が確認された後に利用したのが、妊婦支援給付金です。
仙台市では、
1回目:妊婦1人につき5万円
が支給されます。
さらに出産後には、
2回目:胎児1人につき5万円
が支給されます。
詳しい対象者や申請方法については、仙台市公式サイトで最新情報を確認してください。
わが家では、妊娠8週頃に1回目を申請しました。
医療機関で妊娠を確認し、妊娠届を提出して母子健康手帳を受け取った際に、給付金についても案内してもらいました。
申請はオンラインで行い、約1か月後に5万円を受け取りました。
申請方法も分かりやすく、特に困ったことはありませんでした。
わが家では、この5万円を妊婦健診などの費用に充てることにしました。
母子健康手帳を受け取るときにいろいろな制度を案内してもらえた
妊娠して感じたのは、
「自分ですべての制度をゼロから探さなくても、自治体からかなり案内してもらえる」
ということです。
母子健康手帳を受け取った際には、
・妊婦健診の助成券
・国民健康保険や年金の案内
・パパママ教室の案内
・給付金の案内
・マタニティマーク
などを受け取りました。
わが家は妊娠前から制度についてある程度調べていましたが、実際には役所や病院からも説明してもらえたので、
「制度が多すぎて何をすればいいか全く分からない」
という状態にはなりませんでした。
妊娠が分かったら、まず母子健康手帳の交付時にもらう資料に一通り目を通してみるのがおすすめです。
妊娠中に受けられる支援
妊婦健康診査|2026年度は計16回分を助成
妊娠すると、定期的に妊婦健診を受けます。
仙台市では2026年度、計16回分の妊婦健康診査について費用助成を行っています。
助成券は母子健康手帳と一緒に交付される「母子健康手帳別冊(受診券・助成券等)」に入っています。
2026年度の助成上限額は、初回が23,500円、2〜10回目が各6,500円、11〜16回目が各8,500円など、受診時期によって異なります。
15・16回目は妊娠40週頃から利用する助成券で、利用条件があります。
わが家の場合、助成券は母子健康手帳を受け取った際にもらいました。
実際の使い方は簡単で、受診時に病院側で必要な助成券を使用してもらっています。
「今回はどの助成券を使うんだろう?」
と自分たちで毎回判断する必要はありませんでした。
助成券があっても自己負担は発生した
注意したいのは、助成券があれば妊婦健診がすべて無料になるわけではないということです。
健診費用が助成上限額を超えた場合、その差額は自己負担になります。
わが家でも自己負担は発生しています。
現時点では妊婦健診関連の自己負担額は合計5万〜10万円程度になりそうですが、最終的な金額については出産後に領収書を集計して別の記事でまとめる予定です。
また、麻酔分娩に関する事前検査など、妊婦健診の助成とは別に費用がかかったものもありました。
一方で、通常の妊婦健診については助成券によってかなり負担を抑えられていると感じています。
セミオープンシステムも利用
妊婦健診ではセミオープンシステムを利用しました。
妊婦健診と出産する病院を連携させる仕組みで、わが家としては利用してよかったと感じています。
こちらについては今回の助成制度とは少しテーマがずれるので、別の機会に詳しく書きたいと思います。
パパママ教室にも無料で参加
自治体のパパママ教室にも夫婦で参加しました。
参加費は無料でした。
出産や赤ちゃんとの生活について学ぶ機会になるだけでなく、自治体の子育て支援について知るきっかけにもなりました。
「給付金」ではありませんが、こうした無料の支援も利用してよかったものの一つです。
出産時に利用する制度
出産育児一時金|50万円
出産時の金銭的な負担を大きく軽減してくれるのが出産育児一時金です。
妻は仙台市の国民健康保険に加入しているため、出産育児一時金として50万円が支給される予定です。
わが家では直接支払制度を利用します。
直接支払制度を利用すると、50万円がいったん自分たちの口座に振り込まれるのではなく、仙台市から医療機関へ直接支払われます。
そのため、
出産費用 − 出産育児一時金50万円
の差額を病院へ支払うイメージです。
逆に出産費用が50万円を下回った場合は、申請することで差額の支給を受けられます。
わが家では出産費用90万円程度を想定
わが家は東北公済病院で麻酔分娩を予定しています。
現時点では、出産関連費用を90万円程度と想定しています。
麻酔分娩についても追加費用がかかります。
ただ、出産は実際の経過によって費用が変わるので、最終的にいくらになったかは出産後に追記します。
個人的に出産前のお金関係で一番分かりにくかったのは、
「結局、出産に全部でいくらかかるのか」
という部分でした。
こちらも実際の請求額が分かったら別の記事で詳しく公開する予定です。
出産後にもらえるお金
妊婦支援給付金(2回目)|胎児1人につき5万円
出産後には、妊婦支援給付金の2回目があります。
支給額は胎児1人につき5万円です。
双子の場合は10万円となります。
仙台市では赤ちゃん訪問の際に電子申請について案内される仕組みになっています。
わが家も出産後に申請予定です。
実際にいつ申請して、どのくらいで振り込まれたのかは出産後に追記します。
仙台市独自の「出産育児支援金」|9万円
2026年時点で非常に大きいと思うのが、仙台市独自の出産育児支援金です。
健康保険から支給される出産育児一時金とは別に、対象者には子ども1人につき9万円が支給されます。
対象となるには、
・2025年10月1日以降の出産
・出産日と申請時点の両方で仙台市に住民票がある
・出産育児一時金の対象となっている
などの条件があります。
こちらも赤ちゃん訪問時に電子申請の案内があり、妊婦支援給付金の2回目とあわせて申請します。
わが家では、出産費用などの支払いに充てる予定です。
出産育児一時金50万円とは別に9万円の支援があるため、出産費用の負担を考えるうえではかなり大きいと感じています。
宮城県からも支援がある
パパ・ママ応援ポイント|1万ポイント
仙台市だけでなく、宮城県にも子育て世帯向けの制度があります。
その一つがパパ・ママ応援ポイントです。
2025年4月1日以降に赤ちゃんが生まれた県内在住の家庭では、条件を満たすと1万ポイントを受け取ることができます。
申請できるのは家庭のうち1人で、申請期限は赤ちゃんが1歳になるまでです。
わが家がこの制度を知ったのは、転入時にもらえる「みやぎポイント」について調べていたときでした。
出産後にも1万ポイントを受け取れる制度があることを知り、
「こんな制度もあるんだ」
と思ったのを覚えています。
わが家では、おむつなどの育児用品購入に使う予定です。
現金以外の支援もある
杜っ子のびすくプレゼント|3万円相当
仙台市には、新生児誕生祝福事業として**「杜っ子のびすくプレゼント」**があります。
2026年4月1日以降に生まれ、年度内に仙台市へ住民登録した赤ちゃんが対象で、オンラインカタログギフトから3万円相当の商品やサービスを選べます。
育児用品だけでなく、子育て家庭向けサービス、米や伝統工芸品などの仙台ゆかりの品も対象です。
わが家ではパパママ教室でもらった資料をきっかけに知ったと思います。
現時点では、3万円相当の範囲でベビーカーやプーメリーなどの商品から選ぶことを検討しています。
現金ではありませんが、育児用品はかなりお金がかかるので、3万円相当の商品を選べるのはありがたい制度だと思います。
実際に何を選んだのかについては、出産後に追記します。
出産後の健診にも助成がある
産婦健康診査|産後2週間頃・1か月頃
出産したら支援が終わるわけではありません。
仙台市では、産後2週間頃と産後1か月頃の計2回、産婦健康診査の費用助成があります。
助成上限額は1回あたり5,000円です。
5,000円を超えた部分については自己負担になります。
助成券は、妊婦健診と同じく母子健康手帳と一緒に交付される別冊に入っています。
わが家も東北公済病院で受診する予定です。
実際に自己負担がいくらになったのかは、受診後に追記します。
新生児聴覚検査にも助成
赤ちゃんについては、新生児聴覚検査にも助成があります。
仙台市では、生後1か月以内に行われる初回検査1回について、
・自動ABR:上限5,000円
・OAE:上限2,200円
の助成があります。
検査方法は医療機関によって異なります。
わが家も出産後の入院中に検査を受ける予定です。
実際の検査方法や自己負担額については、出産後に追記します。
出産後は子どもの医療費助成も
今回の記事は妊娠〜出産が中心ですが、その後の子育てで大きい制度なので、子ども医療費助成についても触れておきます。
仙台市では2026年4月から制度が拡充され、高校生年代までが助成対象となりました。
さらに、2026年4月以降は0歳から高校生年代まで、保険診療にかかる一部負担金が無料となっています。
ただし、
・健康診断
・予防接種
・文書料
・入院時の食事代
・差額ベッド代
など、健康保険の適用外となる費用等は助成対象外です。
子どもが生まれたら健康保険への加入とあわせて、この制度についても手続きを進める予定です。
わが家が受ける予定の支援を整理してみる
ここまでの支援を、改めて整理します。
現金・ポイントとして受け取るもの
| 制度 | 金額 |
| 不妊検査費助成 | 3万円(実際に受給) |
| 妊婦支援給付金① | 5万円(実際に受給) |
| 妊婦支援給付金② | 5万円予定 |
| 出産育児一時金 | 50万円予定 |
| 仙台市 出産育児支援金 | 9万円予定 |
| パパ・ママ応援ポイント | 1万円相当予定 |
| 合計 | 73万円相当 |
わが家の場合、条件を満たしてすべて利用すると73万円相当になります。
ただし、ここは注意が必要です。
例えば出産育児一時金50万円は、わが家の場合は直接支払制度を利用するので、50万円が自分たちの銀行口座へそのまま入ってくるわけではありません。
そのため、「自由に使える現金が73万円もらえる」という意味ではありません。
さらに、これとは別に、
・妊婦健康診査
・産婦健康診査
・新生児聴覚検査
・子ども医療費
などの費用助成があります。
そして現物支援として、杜っ子のびすくプレゼント3万円相当もあります。
こうして並べてみると、妊娠前から出産後までかなり多くの支援が用意されていることが分かります。
実際に申請してみて「意外と分かりやすかった」
行政の制度というと、
「制度が複雑そう」
「何を申請すればいいのか分からなそう」
というイメージもありました。
しかし、わが家の場合は思っていたより困りませんでした。
公式ホームページで調べることに加えて、役所や病院でも必要な制度について説明してもらえたためです。
妊娠届を提出するときにも、母子健康手帳と一緒にさまざまな資料を受け取れました。
一方で、制度によって申請するタイミングは違います。
そのため、わが家では、
「何を・いつ申請するのか」をチェックリスト化
して、申請忘れがないようにしています。
妻がフリーランスなので自分で調べる必要がある制度もあった
少し大変だったのは、妻がフリーランスで国民健康保険・国民年金に加入していることです。
会社員であれば勤務先を通して案内される手続きもありますが、国民健康保険や国民年金については、自分たちで制度を調べて申請する必要があるものもありました。
そのため、
「自分たちがどの健康保険・年金制度に加入しているのか」
によって利用できる制度や必要な手続きが変わることは、意識しておいた方がよいと思います。
仙台市は妊娠・出産への支援がかなり充実していると感じた
今回改めて制度を整理してみて感じたのは、
「思っていた以上に支援してもらっている」
ということです。
妊娠前の不妊検査から始まり、
妊婦健診、妊婦支援給付金、出産育児一時金、仙台市独自の9万円、宮城県のポイント、3万円相当のプレゼント、産後の健診、子どもの医療費助成。
妊娠前から子育てまで、さまざまな段階で支援があります。
特に妊婦健診については、実際に利用してみて、助成券によってかなり費用を賄えていると感じました。
また、2026年4月から仙台市の子ども医療費助成が高校生年代まで拡大され、自己負担が無料となったことも、これから長く子育てをする家庭にとって大きな制度変更だと思います。
これから仙台で妊娠・出産する方へ
自分たちの親世代と比べると、妊娠・出産・子育てを金銭面から支える制度はかなり充実してきていると感じます。
もちろん、出産や育児にはそれ以上にお金がかかります。
わが家でも育児用品だけでかなりの金額がかかりましたし、出産費用についても大きな支出になる見込みです。
だからこそ、利用できる制度を知っておくことは大切だと思っています。
妊娠が分かったら、まず母子健康手帳を受け取った際にもらう資料を確認する。
自分が対象になりそうな制度を確認する。
そして、
「申請済み」「出産後に申請」「赤ちゃん訪問後に申請」
といった形でチェックリストにしておく。
これだけでも申請忘れをかなり防げると思います。
また、こうした制度については妻だけが把握するのではなく、夫側も一緒に把握しておいた方がよいと感じています。
出産にいくらかかるのか。
どのくらい助成されるのか。
いつ申請するのか。
夫婦で共有しておけば、お金に対する不安も少し減らせるのではないでしょうか。
まとめ|制度を知って、妊娠・出産のお金の不安を少しでも減らす
仙台市で妊娠・出産する場合、2026年8月時点ではさまざまな支援を受けることができます。
わが家もすでに、
不妊検査費助成3万円と妊婦支援給付金5万円を実際に受け取り、妊婦健診の助成券も利用しています。
出産後には、
妊婦支援給付金5万円、出産育児一時金50万円、仙台市独自の出産育児支援金9万円、宮城県のパパ・ママ応援ポイント1万円相当、杜っ子のびすくプレゼント3万円相当
などを利用する予定です。
まだ出産前なので、この記事もこれで完成ではありません。
赤ちゃんが生まれたら、
・実際にいつ申請したか
・いつ振り込まれたか
・出産費用はいくらだったか
・最終的な自己負担はいくらだったか
・杜っ子のびすくプレゼントで何を選んだか
・みやぎポイントを何に使ったか
などを追記していきたいと思います。
制度は知っているだけでは利用できないものもあります。
この記事が、これから仙台で妊娠・出産を迎える方が制度を知り、少しでもお金に対する不安を減らすきっかけになれば嬉しいです。


